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近視抑制治療

対象となる方

軽度から中等度の近視の方 軽度から中等度の近視の方

3ヶ月に1回の定期通院が可能な方 3ヶ月に1回の定期通院が可能な方

4歳から12歳の学童の方 4歳から12歳の学童の方

治療方法

1日1回の点眼 1日1回の点眼

注意点

点眼薬1本は両眼1カ月の使い切りです。 点眼薬1本は両眼1カ月の使い切りです。

治療の流れ

1回目:治療内容の説明、検査を行い点眼1本処方します。2回目:1週間後に使用状況やアレルギーの確認をします。3回目:1回目から1カ月後に検査と診察を行い点眼3本処方します。4回目:以降3カ月毎に定期検査を行っていきます。※2年間治療を継続することが推奨されています 1回目:治療内容の説明、検査を行い点眼1本処方します。2回目:1週間後に使用状況やアレルギーの確認をします。3回目:1回目から1カ月後に検査と診察を行い点眼3本処方します。4回目:以降3カ月毎に定期検査を行っていきます。※2年間治療を継続することが推奨されています

低濃度アトピロン点眼薬について 低濃度アトピロン点眼薬について

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本製品は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に低濃度のアトロピン(0.01%、0.025%)を配合させた点眼薬で、
Singapore National Eye Centre(SNEC︓シンガポール国立眼科センター)の研究に基づいて開発されています。

低濃度アトロピン0.01%点眼薬の特徴

  • 日中の瞳孔(黒目)の大きさに対する影響は許容範囲ですが、まぶしさを感じる場合は調光レンズを使用することでまぶしさを軽減することができます。

  • 目の遠近調節機能(手元を見る作業)にほとんど影響を与えません。そのため、近見視力の低下にあまり影響を与えず、近用の眼鏡はほぼ必要ありません。

  • 毎日必ず就寝前に1滴点眼するだけの簡単な治療法です。

  • 各容器(1本・5mL)は両眼用に1ヶ月間の使い切りとなっています。

  • 本製品はGMP 準拠の工場で製造されています。

*近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも2年間継続して使用することで何もしない方と比べ近視の進行を軽減できたという報告を基にしています。

近視の進行を抑制することが大切な理由 近視の進行を抑制することが大切な理由

子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。
 近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。
 そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

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低濃度アトロピン点眼薬が選ばれる理由とは︖ 低濃度アトロピン点眼薬が選ばれる理由とは︖

 低濃度アトロピン点眼は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の伸展を抑制する)という点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法の一つです。
 最適な濃度(0.01%、0.025%)のアトロピンを配合する事により、近視の進行スピードを効果的に抑えると同時に、アトロピン1% 点眼薬よりも副作用を軽減しています。

重篤な副作用の報告はありません。

この薬の本来の作用により、一時的に瞳孔( 黒目)が大きくなりまぶしく感じますが、数時間でほぼ正常な状態に戻りますのでご心配ありません。
近視の進行を平均約60% 軽減させる良好な点眼薬と言われております。

近視の進行を平均約60%軽減される良好な点眼薬と言われています。

0.025%製剤は0.01%製剤と比べ、より優れた近視抑制効果を示すことが確認されています。マイオピンを開始する場合は0.01%製剤から開始します。0.01%製剤で近視抑制効果を感じられず、近視の進行具合が早い方に0.025%製剤を処方させていただきます。0.025%製剤の場合は就寝前に点眼しても翌朝にまぶしさが残ることがあるため、点眼のタイミングを調整する必要があります。

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低濃度アトロピン0.01%点眼薬は安全ですか︖ 低濃度アトロピン0.01%点眼薬は安全ですか︖

シンガポール、および香港で行われた研究結果の安全性については以下の報告がありました。

参考文献